皆さん、こんにちは。昭和世代の正直不動産コンシェルジュこと早稻田愛輝です。 今回は、その2の続編として、後輩Nクンからの表題にある質問に答えてまいります。内容は、政経学部の「②学内における立ち位置について」の報告です。
学内における立ち位置については、入試合格難易度とは異なり、さすがに客観的かつ明確な指標のようなものはありませんでした。こちらについては、少々主観的な報告となります。
愛輝の個人的な感想ですが、政経学部は、学内において、昭和の当時も、看板学部として、一目置かれる存在でありました。1882年の東京専門学校創立以来の歴史と伝統を誇り、また、現在よりもはるかに就活人気が高く難関であった全国紙を始めとする大手マスコミに、数多の卒業生を送り込んでいたからです。 愛輝も入学当初はまさにそうだったのですが、特に政治学科は大手マスコミ志望者が多く、現に、クラスでもゼミでも、優秀と目される学生は、挙ってマスコミに進んで行きました。
ここで、発刊は昭和の時代を超えて平成3年(1991年)となりますが、政経学部OBの小川秀樹さんがまとめて下さった「早稻田政経の研究」という書籍を紹介させていただきます。
当時、このマニアック(!)な書籍が、商業出版されていたのですから、やはり「政経学部はすごかった」といえると思います。愛輝の知る限りでは、他の学部をテーマにした商業出版事例は見当たりませんでした。今後、他の学部をテーマにした書籍が発見されましたら、お詫びして報告させていただきます。
ちなみに、天下の東京大学はどうかというと、「法学部」と「医学部」の二大巨頭において、学部をテーマとする商業出版書籍がありました。さすがであります。
なお、昭和の当時の他の学部についてですが、例えば法学部はどうだったかというと、難関中の難関とされる司法試験において合格者数を大幅に増加させるなど、それぞれの分野で輝かしい実績を挙げており、政経学部だけが突出した存在だったという訳ではありません。
愛輝の卒業後、所沢新キャンパスが発足し、早稻田の地においても、学部の再編や新設による一層の多様化が進展し、混迷の度合いを深めるこの現代において、卒業生の活躍がますます期待される大学となっていることを実感いたします。オール早稻田一丸となり、あらゆる分野において、日本を元気に盛り上げて行けたら最高ですね。 (→「全国の政経学部卒業生の皆さん、3号館が大変なことになってます!」に続きます)